個人的な投資にあたっての基準
※本記事は投資行動を推奨するものではありません。本記事に掲載された情報やその誤りにより発生したいかなる損害に対しても本記事執筆者は一切責任を負いません。
個別銘柄の投資にあたって、どの程度のリターンを企業に対し自分が期待しているのかをぼんやり把握していますが、改めてまとめることで売買の基準が明確になると考え記します。「なんとなく」の売買はもうやめよう!
一番基本的な考え方
株式の価値は将来株式から得られるキャッシュフローの割引現在価値の和で決まるというもの。
教科書的には永遠に企業が持続するものとされているがはっきり言って怪しいので、ざっくり10年後までの和で考える。これは主観。企業価値計算の実務においても、企業価値はざっくり利益10年分の和で計算するみたいな話をどこかで見たので実感と一致する。
重要なのは割引率であるが、これはリスクフリーレート+リスクプレミアムである。世界的に金利が消滅し、復活の兆しも特に見えないのでリスクフリーレートは0。リスクプレミアムは10%とする。これも主観。でも大事なお金を預けるんだからこれぐらいのリターンは正直欲しい。
将来のキャッシュフローをEPSで近似して、現在のEPSをx円、年成長率をy%とする。
これで妥当と思える株価を計算する。
例
現在のEPSを100円、EPS成長率が10%とする。この時の株価は約1000円が妥当。
その他
単にEPSとその成長率だけから株価を判断するのは極めて危険。財務の健全性や成長率予測に企業研究は欠かせない。ただ基本はEPSで判断していく方針は変えない。
以上